水災補償についてのアンケート調査。「土砂崩れ」の補償の認知度は23.7%

「梅雨」「大型台風」に加え、近年では「集中豪雨」「ゲリラ豪雨」「土砂災害」などの自然災害もニュースで耳にする事が増えている。ウェザーニュースによると、今年の梅雨期間の雨量は地域によっては平年より多い予想で、激しい雷雨や大雨による河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意が必要とみられている。

そこで保険ショップ「保険クリニック」では、水災への備えに関して20歳~60歳の男女600名にアンケートを実施した。

水災に関する心配事は、「台風・暴風雨・豪雨による浸水」が7割以上

水災に関して心配な事は何かという質問に対して、74.5%にあたる447名が、「台風・暴風雨・豪雨による浸水」が心配と回答しており、次いで「地震・噴火による津波」「土砂崩れ」と続いた。その他に、河川の決壊による浸水、道路の冠水などが挙がった。

水災に対しての補償を準備しているのは約6人に1人

加入している火災保険に水災の補償をつけている人は15.5%(93名)、火災保険に水災の補償をつけていない人の方が24.3%(146名)と多いことが分かった。

火災保険に水災の補償をつけていない理由の4割以上が「水災に心配がないエリア」

水災の補償に加入していない理由に対する質問には、「水災の心配がないエリアだから」が最も多く41.1%。次いで「水災があっても自宅への被害は心配ないから」(マンションの上層階など)が21.2%の順となり、15.1%が「水災の補償を知らなかったから」と回答しており、火災保険でカバーできる補償について正しく認知されていない事が分かった。

「土砂崩れ」への補償、認知度は23.7%

水に関する被害について、火災保険の中の水災補償で支払いに該当するのはどれだと思うかを聞いてみたところ、「地震保険」や「水濡れ」の特約に該当するなど、「水災補償」の対象外である損害であるほど正答率が高かった。

また、高潮・土砂崩れ・雪解け水による洪水など、「水災補償」の対象である損害は正答率が低い傾向にあることが分かった。

せっかく加入していても、自身の契約で保険金が支払われるケースを把握していないと保険金の請求手続きをすることができないため、何が「万が一」に該当するのか定期的に確認し、自身の認識とのズレがないか等をチェックすることが必要とのこと。

【調査方法】
サンプル数 : 男女600名(男性300名、女性300名)
年   齢 : 20歳~60歳
調査方法  : Webアンケート
調査期間  : 2017年5月23日~26日

ニュース参照元:PRTIMES
ニュース情報元:保険クリニック

(最終更新日:2019.10.05)
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