生活習慣病予防や心疾患、認知症予防などと関係性が注目される成分「DHA・EPA」を、いつもの食事でおいしく無理なく摂取できる新しいライフスタイルを推進しているEvery DHA推進委員会が「摂取状況および摂取意向に関する調査」を実施した。
親に患って欲しくない病気は、「ガン」を抑えて「認知症」が1位に!
親に患って欲しくない病気については「認知症」67%が最も多く、「がん」59.8%、「脳卒中」50.9%と続いた。
親の認知症予防に摂取させたい成分は「DHA」が圧倒的1位
併せて、認知症予防のために親に摂取させたい成分は、「DHA」42.9%が最も多く、「EPA」26.8%、「カルシウム」16.1%が続く結果となった。
認知症チェックの結果、40代でも5%が「要診断」という結果に
認知症を簡単に予測することができるよう考案された「大友式認知症予測テスト」を使った認知症チェックでは、「頻繁にある」「時々ある」と回答した人が多い項目は、「名前が思い出せない」「漢字を忘れる」などの度忘れが上位を占める結果に。また、全体の5.4%に「要診断」という結果が出ている。
認知症予防法は、「人と会話」「スポーツ」「脳のトレーニング」「外出」「魚をよく食べる」が上位に
認知症の予防意向・予防方法に関する質問では、認知症の予防を「(やや)行いたい」と答えた人は全体の62.5%で、男性より女性の方が予防の意向は高かった。さらに、具体的に行いたい予防法を聞いたところ、「積極的に人と会話をする」62.9%が1位。以降、「スポーツをする」「計算問題など脳のトレーニングを行う」が続いた。
島根大学医学部特任教授 橋本 道男先生からのコメント
長年にわたって天然物由来の認知症予防・改善物質についての研究を行う、島根大学医学部特任教授の橋本道男先生によれば「脳内のDHAは脳機能維持、特に記憶や学習には重要な働きを担っていることが明らかになりつつある。しかし、老年期になると脳内のDHA量は減少する。認知症、特にアルツハイマー病の患者では同年齢の健常者に比べて海馬のDHA量が有意に低下していることが報告されている」とのこと。
橋本教授が行った調査ではDHA、強化食品の12ヶ月間にわたる長期摂取が、加齢に伴う認知機能の低下を防御することが明らかになったという。また、DHA・EPAが含まれる魚を多く摂取している高齢者がアルツハイマー病にかかりづらいことが示唆する、欧米での疫学調査結果もある。これらはDHAの長期摂取は認知症予防効果の可能性を示唆しており、効果を期待するには最低でも1日1g以上のDHA・EPAを1年以上摂取する必要があると考えられる。
■調査概要
調査期間:2017年1月26日(木)~27日(金)
調査方法:インターネット
調査調査対象:全国40~69歳の男女
サンプル数:n=112名。全国の性年代の人口構成比に合わせて割付回収。40代:40名(約35.7%)、50代:34名(約30.6%、60代:38名(約33.9%)
ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:Every DHA推進委員会