20代、30代の投資傾向は、フィンテックで多様化・分散化。投資に関する実態調査

不動産特化型クラウドファンディング『OwnersBook』を運営するロードスターキャピタル株式会社は、20代~60代の投資をしたことがある男女600人を対象に、投資に関する調査を実施した。

20代の約1割がフィンテック投資を経験済み

その結果、20代の約1割に、フィンテック投資(ソーシャルレンディング・ビットコイン・ロボアドバイザー)の投資経験があることがわかった。また、20代の7割以上がソーシャルレンディングに興味があると回答。

フィンテックによりスマホで様々な商品に少額から投資可能になったことから、若年層を中心に新しい投資への関心が高まる中、2017年に入って中高年層にもソーシャルレンディング投資が拡大しつつあり、フィンテック投資がさらに浸透する一年になると考えられる。調査概要を紹介する。

【投資家の投資額分布】20代は54%の人が投資額100万円未満

20代の約40%が投資目的を老後の生活資金と回答

20代の59%が直近半年間で10万円以上資金を追加。目的は結婚資金や教育費などの新婚期から子育て期のライフステージに応じたものが多いが、一方で、老後の生活資金を目的として投資している人が20代の40%にものぼっている。資産の分散や節税、勉強のためといった意識の高さも特徴的だ。

【直近半年の追加資金】20代は59%の人が、直近半年間で10万円以上資金を追加
【投資の目的】20代、30代は結婚資金や教育費など新婚期から子育て期のライフステージに応じた目的が多い。一方で、20代ながら既に老後の生活に備えて投資している人も40%にのぼる。また、資産の分散や節税、勉強のためといった意識の高さも20代、30代の特徴。年代が上がるにつれて、投資の目的は老後の生活資金目的が増加

また、少額投資、積立投資ができる商品のニーズが高く、スマホやアプリ対応を求める声が多い。全世代を通じて20代が最も投資対象を分散化しており、若年層ほど投資リターンがプラスになる傾向がある。ちなみに20代は79%がプラスと回答している。

【投資の傾向】20代、30代は少額投資、積立投資ができる商品のニーズが高く、スマホやアプリ対応を求める声が多い。60代はいつでも解約ができる流動性が高い商品を好む傾向

年代に比例して投資対象が株式や投資信託に集中

年代が上がるにつれて、投資の目的として老後の生活資金と回答する人が増加。投資対象は株式や投資信託など伝統的な商品に集中している。特に60代はいつでも解約ができる流動性の高い商品を好む傾向があるようだ。

【過去に投資したことがある、もしくは現在投資している商品】60代の投資対象は、株式や投資信託などいわゆる伝統的な投資商品に集中している。20代は、フィンテック投資も含め投資商品を最も分散させている

各年代に共通しているのは投資目標とする年間利回りで、約5%。また、通算の投資リターンは、全世代で60%以上の人がプラスとなっている。

【投資の目標年利回り】中央値は各世代5.0%前後で大きく変わらない

■調査概要
□対象条件:投資をしたことがあると回答した、20 代から 60 代の男女
□実施期間:2017年3月30日
□調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
□有効サンプル数:600サンプル

ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:ワークトレンド360

(最終更新日:2019.10.05)
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