株式会社リビングライフは、住宅金融支援機構のデータから長期固定金利の住宅ローン【フラット35】を利用したマンション購入が増加傾向にあり、【フラット35】よりもさらに低金利で借りられる【フラット35】リノベを利用したマンション購入にブームの兆しがあると発表した。
住宅金融支援機構によれば、平成27年度におけるフラット35(買取型)の申請戸数は123,095戸。うち実績戸数は85,278戸で、実績金額は2.3兆円だった。対して平成28年度の申請戸数は139,541戸。うち実績戸数は116,190戸で、実績金額は3.2兆円となった。
平成28年度を平成27年度と比較すると、申請戸数が113.4%、実績戸数が136.2%、実績金額が136.5%となっており、大幅に伸びているのがわかる。低金利の今、固定金利で支払額を一定化させることによって、金利上昇のリスクを下げたいと考える人が多いことが、人気の背景にあると考えられる。
この人気の【フラット35】よりもさらに低金利になるのが、【フラット35】リノベだ。中古マンションを購入して性能向上リフォームを行うか、住宅事業者より性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入したときに利用できるが、【フラット35】の金利からさらに当初10年間0.6%の金利を引き下げることが可能になる。
参照記事1:住宅ローン【フラット35】S、【フラット35】リノベの2017年度の継続実施が決定
参照記事2:【フラット35】リノベで金利が0.6%引き下げに?! 2016年10月からスタート!
たとえば、開発段階から【フラット35】リノベをできるだけ多くの住戸に適応できるようにプランニングしたという、一棟丸ごとリノベーションマンション「リファ大和」(大和市、45戸、分譲中)の場合、【フラット35】リノベを利用すれば通常の【フラット35】を利用したときに比べて、約120万円も総返済額を抑えられるという。すでに【フラット35】リノベを利用した成約も発生しており、より低金利でのマンション購入法として人気を集めそうだ。
【フラット35】リノベ 事例(住宅金融支援機構【フラット35】ホームページより「リリファ大和」掲載ページ参考)
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ニュース情報元:株式会社リビングライフ