女性のカラダとココロの健康情報サービス『ルナルナ』を運営する株式会社エムティーアイは、同サイト内で定期的に様々な意識調査を行っている。
今回は、「働く女性とプレミアムフライデーの関係について」の調査が行われた。
2月24日から一部の企業で導入される「プレミアムフライデー」は、政府と企業が連携して月末の金曜日を軸に終業時間を早める取組みだ。
人々が空いた時間を買い物や外食、旅行などに活用することにより消費の増加を促すだけでなく、充実感・満足感を実感できる生活スタイルへと変革する機会になることが期待されている。
プレミアムフライデーの認知度についての調査では、「知っている」「なんとなく知っている」と回答した人は合わせて59.0%と認知度が6割弱だった。
認知している人に対して、自分の職場への導入予定も調査されたが、「導入予定」と答えたのは全体のわずか1.5%で、残りの98.5%は「導入されない」「導入されるか知らない」と回答。
プレミアムフライデーを導入する企業はまだ少なく、「自分には関係ないもの」と受け取っている人が多いことが窺える結果となった。
プレミアムフライデーが実際に職場で導入された場合の時間の使い方についての調査では、ライフステージによって異なる結果が出た。
既婚で子どもがいる女性のプレミアムフライデーの使い方で最も多かったのは「家族との時間」で36.4%。具体的な過ごし方としては、「家でゆっくり過ごす」52.6%が最も多く、次いで「外食」13.8%、「旅行・レジャー」12.3%という結果だった。
一方、既婚で子どもがいない女性と未婚の女性に共通して最も多かったのは、「パートナーと2人で過ごす時間」だった。具体的な過ごし方は、「外食」が51.2%、「旅行・レジャー」17.3%、「エンタメ(映画鑑賞など)」15.8%となった。
また、女性全体の集計結果を見ると、「ひとりの時間」25.3%が1位となり、ライフステージが異なっていても「ひとりの時間」が不足していると感じている女性が多いことが分かった。
「ひとりの時間」と回答した人の具体的な過ごし方は、1位が「休息」47.3%、2位が「ショッピング」15.3%、3位が「エンタメ(映画鑑賞など)」10.2%という結果だった。
プレミアムフライデー導入後に想像される仕事面でのメリット、デメリットの調査も実施された。
メリットで最も多かったのは、「長時間労働の防止につながりそう」で34.7%。次いで「ON・OFFのメリハリがついて仕事の生産性が上がりそう」29.1%だった。
しかし、25.8%の人が「メリットを感じない」と回答ており、自由回答では「導入されないから」や「わからない」といった声も多くい結果となった。
反対にデメリットとして1番多くあがったのは「他の日に業務のしわ寄せがありそう(残業・休日出勤など)」で42.4%だった。
2位は「導入されても利用できないと思う」23.3%、3位は「勤務時間が減ると給与に影響が出る」18.2%と続いた。
【調査概要】
調査実施時期:2017年2月3日~5日
調査方法および人数:『ルナルナ』にて、20代~50代以上の働く女性21,068名、専業主婦3,153名
ニュース参照元:PR TIMES
(最終更新日:2019.10.05)