マイボイスコム株式会社は、4回目となる「介護」に関するインターネット調査を2017年1月1日~5日に実施し、11,150件の回答結果をまとめた。
介護経験の有無については、経験がある人が20.7%で、現在している人は6.9%、過去にしたことがある人が13.9%となった。年代別に見ると、50代以上の介護経験者は3割で、現在している人も1割と他の層より高いことも分かった。
また、介護経験者が介護をしている(またはしていた)人の続柄については、「自分の親」が65.2%と最も多く、「配偶者の親」「祖父母」が各10%台となった。
性別で分けると男性は「自分の親」、女性は「配偶者の親」の比率が高くなっている。女性50代以上では、「配偶者の親」が3割と他の層より高く、男性30代や女性20・30代では、「祖父母」が各5割だった。
介護をするにあたって行ったことについては、「市区町村の介護サービス利用」「介護保険制度の利用・手続き」「民間の介護サービス利用」が3~4割、「自分の家のリフォーム」が2割弱という結果となった。
また、要介護状態になる前に準備していたことについては、準備していることがある人は4割弱で、内容については「介護サービス、施設など介護に関する情報収集」「介護が必要になった後の生活スタイルや介護方法を、家族等と相談する」が各10%台となった。
家族に介護が必要になった時の困りごと・不安については、「精神的な負担」「肉体的な負担」「出費が増える」が5~6割で上位3位となった。
女性の比率が高い項目が多く、中でも「肉体的な負担」「精神的な負担」「いつまで続くのかわからない不安」は、男女差が約14~16ポイントとなり、特に女性50代以上で比率が高い傾向にある。
介護をする時に利用したい施設・サービスについては、「訪問系サービス」「通所系サービス」「短期入所サービス」「施設サービス」「福祉用具・介護用品、日常生活用具の貸与や購入費の支給」が3~4割で上位にあがっている。
また、「通所系サービス」「短期入所サービス」「福祉用具・介護用品、日常生活用具の貸与や購入費の支給」「介護に関する相談受付」は、女性が男性を10ポイント以上上回っている。
自分が介護される立場になった時に備えているかどうかの調査では、備えている(またはいた)人は4割弱で、20代は2割、50代以上は4割となった。
準備の内容は、「貯蓄、投資など、経済面での備え」が17.4%で最も多く、女性50代以上では、「経済面での備え」「身辺確認・整理」が他の層よりやや高くなっている。
詳しい調査結果はサイトへ【http://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=22216】
ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:介護に関するアンケート調査(第4回)