名前・性別 | Mさん 男性 |
---|---|
年代(購入時) | 20代後半 |
職業・業種 | 製造業・メンテナンス担当 |
雇用形態・年収 | 正社員・390万円 |
家族構成 | 夫婦+子ども3人 |
勤務地・通勤時間 | 鹿児島県出水市・約20分 |
社会人歴・転職回数 | 15年・0回 |
勤務先の社歴(ローン実行時) | 15年 |
物件所在地 | 熊本県水俣市 |
---|---|
アクセス | 肥薩おれんじ鉄道線/水俣駅 車で5分 |
物件種別・間取り | 新築注文戸建・4LDK |
購入価格 頭金 |
2,200万円 700万円 |
住宅ローン | 全期間固定金利型(【フラット35】S) |
住宅ローン 返済額 返済期間 |
月6万4,000円(ボーナス払いなし) 35年 |
引越し前の所在地 | 熊本県水俣市 |
購入前の家賃・間取り | 月3万5,000円 1LDK |
風光明媚な熊本県水俣市で注文住宅を建築、「海の見えるところに住みたい」という希望をかなえたMさん。土地との出会い方やハウスメーカー選びの決め手など家づくりについてはもちろん、こだわりの家具や自作のウッドデッキなど、家への思い入れについてもお話を伺いました。
手狭な賃貸住宅で隙間風に悩まされていた
結婚後の約2年間は、水俣市内の賃貸住宅で暮らしていましたが、1LDKの部屋は手狭だった上に、隙間風が入り、あまり快適とはいえませんでした。
機密性が低かったため光熱費が毎月2〜3万円かかり、3万5,000円の家賃と合わせると負担が大きかったこともあり、妻と話し合って住宅購入を考え始めました。
海の見える土地に注文住宅を建築
近隣には分譲マンションがなかったので、必然的に戸建てに絞って考えていましたが、ちょうどその頃、同じ水俣市内のほど近い場所に、売地を見つけました。海が見えるその土地がすっかり気に入ってしまい、ここに家を建てたいと考えるようになりました。
当初、土地の価格は400万〜500万円くらいを考えていましたが、300万円ほどで購入することができました。
子どもたちの学校は少し遠いのですが、まとまった買い物ができるスーパーまで車で約1分と、良い環境に恵まれていると思います。
ハウスメーカー選びの決め手は太陽光パネルのキャンペーン
お気に入りの土地が見つかり、ハウスメーカーの検討を始めました。約10社の住宅展示場を見て回り、自分が建てたい家の具体的なイメージを膨らましていましたが、そのうちの1社から「太陽光発電のキャンペーンに当選しました」という連絡をもらったのです。そこで、これも何かの縁とそのメーカーに建築を依頼することを決めました。
建築したのは、太陽光パネルを設置した4LDK。妻の希望だった広めのキッチンとパントリーの設置も実現できたので、とても満足してくれているようです。ちなみに、キッチンにはIHを入れています。
もう少しコストダウンできた? ちょっとした後悔も…
子ども部屋は2階にありますが、子どもだけで2階に上がるのが怖いらしく、夜寝る時間になってもなかなか部屋に行きたがりません。私たち夫婦も階段が億劫な時があるので、平屋にしてもよかったかなと思うことがありますね。 建築には1,900万円ほどかかりましたが、太陽光パネルは、年間10万円ほどの収益を生んでくれています。
今振り返ると、外構部分はもう少し節約できたかもしれませんね。自身がコンクリート関係の仕事をしており、ハウスメーカーにすべて任せるのではなく、職人である友人に頼むのもありだったかなと思います。
浄化槽についても、80万円の設備を導入したのですが、知り合いに依頼すれば、30万円ほどコストダウンできたかもしれません。
住宅ローンは固定金利ありきで検討
アルヒ株式会社は、ハウスメーカーにすすめられて決めました。【フラット35】を利用することは最初から決めており、他の民間住宅ローンは検討していません。
これから先、子どもたちの教育費など様々なお金が必要になりますから、長期固定金利はやはり安心です。私が63歳になるまで返済が続く予定ですが、それまではしっかり仕事を続けたいと思っています。
一度、ある金融機関から住宅ローン借り換えの営業を受けたことがあります。金利が下がっていることもあり、借り換えを検討しましたが、試算の結果、月額の返済額が若干上がるため、借り換えはしませんでした。
住宅建築をきっかけに、憧れの家具を購入
賃貸住宅で暮らしていた頃から、夫婦でずっと憧れていた家具があり、新築をきっかけに購入しました。広松木工さんのお洒落な家具です。テーブル、テレビボードの他、チェストとパソコン台を購入したのですが、今では「自分の城」を演出する重要なアイテムになっています。
他にも「ギャッペ絨毯」という南ペルシアの絨毯もお気に入りです。これもずっと欲しかった憧れのものだったのですが、やはり新築時に購入することができました。
3人の子どもたちは、まだ小さいので、家具のことなどわからないと思いますが、成長して家を出る頃には、「自宅にあったお洒落な家具」として思い出してもらえるのではないでしょうか。
休日はウッドデッキで友人たちとバーベキューも
家具以外では、庭のウッドデッキにこだわりました。予算の関係もあって自分で制作したので思い入れもひとしおです。テラス屋根があるので、普段は洗濯物を干していますが、週末に友人が遊びにきれくれた時には、ここでバーベキューを楽しむこともあります。
友人の多くは、両親と同居しているため、「自分の城」を羨ましく思ってくれているかもしれませんね。 それから、4台分ある駐車スペースもお気に入りです。今のところ、実際に使用しているのは2台分ですが、自分と妻の両親にも車で遊びにきてもらうことができます。
将来、子どもたちがそれぞれ車を持ったときも、少し詰めれば全員分の車が停められる余裕があるのも嬉しいですね。このあたりの地域は、高校卒業後に福岡や鹿児島に出て行く子も多いのですが、もし子どもたちが出て行った後でも、車で気軽に帰ってくれるかなと思っています。
家を持つというのは大きな決断ですが、家を建てて本当によかったです。先日、熊本で大きな地震がありましたが、わが家では多少被害があったものの目立った損壊はなく、地震保険を使うことにはなりませんでした。しっかりした造りになっているなと感じましたね。これからもこの家を大切にしていきたいと思います。
(最終更新日:2019.10.05)