【千葉県柏市・新築戸建て】南米ペルーから来日。子どもたちの将来のために、建売住宅を購入したNさん

■プロフィール
名前・性別 Nさん 男性
年代(購入時) 30代前半
職業・業種 サービス業・通訳
雇用形態・年収 正社員・600万円
家族構成 夫婦+子ども4人
勤務地・通勤時間 東京都渋谷区・約90分
社会人歴・転職回数 -年・-回
勤務先の社歴(ローン実行時) -年
■購入物件情報
物件所在地 千葉県柏市
アクセス JR常磐線/南柏駅 徒歩16分・東武野田線「新柏」駅 徒歩14分
物件種別・間取り 新築建売戸建・4LDK
購入価格
頭金
2,800万円
なし
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】)
住宅ローン 返済額
返済期間
月7万5,000円(ボーナス払いなし)
35年
引越し前の所在地 埼玉県志木市 → 千葉県柏市内の賃貸戸建
購入前の家賃・間取り 月7万5,000円 4LDK

ペルーから来日し、千葉県柏市の賃貸住宅に暮らしていたNさん。いつかペルーに帰ろうかと夫婦で話していたそうですが、子どもたちのために日本で家を買うことを決断しました。不動産会社の担当者との出会いから、家探しや住宅ローン選びの他、子どもたちとの暮らしについてもお話を伺いました。

10年前にペルーから来日

ペルー出身の私が、日本にやってきたのは10年ほど前のことです。来日した当初は静岡県で暮らしていました。妻と出会ったのも静岡です。

その後、仕事の都合で埼玉県志木市に転居し、6年前から千葉県柏市で暮らしています。 今の住まいを購入する前は、柏市内の賃貸一戸建てに住んでいました。

当初は、妻とも「いずれはペルーに帰ろうか」と話していたこともあり、日本で家を買うことはまったく考えていませんでしたね。

日本で家を買うことを決めたのは、子どもたちのため

そんな私たちが、日本で家を買うことを決めたのは、子どもたちのためです。私たち夫婦はペルー国籍ですが、子どもたちは日本で生まれ育ったので、ペルーよりも日本文化の影響を強く受けています。

ですから、ペルーに帰るよりも、このまま日本で暮らしたほうが、子どもたちにとってはよいのではないかと考えたのです。そこで妻と話し合い、日本で家を買って、子どもたちを育てようと決めました。

購入したのは、新築の建売住宅です。子どもの数が多いので、最初から戸建てを買うと決めていました。もともと戸建てに住んでいましたし、マンションでは、うるさくしてはいけないと、隣近所に気を使う必要があるからです。

柏市内で10件以上の候補の中から選んだ新居。4人の子どもと夫婦の6人で暮らしている。
柏市内で10件以上の候補の中から選んだ新居。4人の子どもと夫婦の6人で暮らしている。

都内に通勤しやすいエリアでの購入を検討

私の勤務地が渋谷なので、都内へのアクセスの良さを重視して、購入エリアを検討しました。エリアを考える際に、もうひとつ決めていたのは、すでに完成したコミュニティがある街に住みたいということです。

新興住宅地など、これから開発が進む街に住んで、ゼロから人間関係を作っていくよりも、もともと住んでいる人たちのコミュニティに入っていって、地域のことや人間関係のことをいろいろ教えてもらいたかったのです。

 いくつかのエリアが候補に上がりましたが、長年住み慣れていることや都内へのアクセスのよさから、同じ柏市内で家を探すことに決めました。夏になると子どもたちとよく海に遊びにいくので、同じ千葉県内にある千葉市の稲毛も候補になっており、最後まで悩んだのですが、結局予算が合わず、柏市を選びました。

今の住まいは、買い物にも便利ですし、子どもたちが通っている学校も良いところなので、やはり柏市を選んで良かったと思っています。

尽力してくれた不動産会社の担当者に感謝

住宅購入を決めてから、実際に購入するまでには、約半年ほどかかりました。家探しでは、ある不動産会社の担当者さんに本当にお世話になり、本当に感謝しています。

その担当者さんと知り合ったのは、実は、家探しを始めるずっと前のことです。前に住んでいた賃貸一戸建ての隣地で建て替え工事があり、そのときに工事の挨拶に来てくれたのがその担当者さんだったのです。

名刺をもらっていたので、家を買おうと決めた時に自分から連絡してみました。すぐに話に聞きに来てくれて、家探しだけでなく、価格交渉や住宅ローンの手続きなど、いろいろなところで尽力してくれました。

たとえば、購入エリアを柏市内に絞ってからも、10件以上の物件を検討しましたが、すべて現地に案内してもらい、間取りを見せてもらいました。

 また、価格交渉にも力を入れてくれて、最終的に500万円近くの値下げを実現してくれたんです。 おかげで、当初は3,000万円くらいの予算を考えていたのですが、諸経費込みで2,700万〜2,800万円に収めることができました。

賃貸住宅で支払っていた家賃に少し金額を上乗せして、月々の支払いを最大でも10万円くらいに抑えたいと考えていましたが、現在の住宅ローンの返済は毎月7万5,000円と、支払っていた家賃とほぼ同じくらいの負担で済んでいます。

金利変動リスクを避けて住宅ローンは【フラット35】を選択

住宅ローンについても、物件探しと同じく、不動産会社の担当者さんがいろいろ動いてくれました。私は日本の永住権を持っていますが、外国籍なので審査が厳しいかもしれないと思い、多くの金融機関に申し込みをしました

でも、担当者さんがほとんどの手続きを代行してくれたため、私は書類に必要事項を記入するだけでよかったので、本当に助かりました。具体的には聞いていませんが、中には、申し込みを受け付けてくれない金融機関もあったのではないかと思います。

【フラット35】を選んだのは、変動金利型だと金利が上がった時のことを考えると怖かったからです。最初から固定金利型を借りようと決めていました。
下の子がまだ4歳なので、その子が大学を卒業して教育費の心配がなくなるまでは、繰上げ返済は考えず、地道にローンを返していくつもりです。

家の目の前が「抜け道」なのが難点

自宅には小さな庭があります。小さいといっても、子どもたちが遊ぶスペースくらいはあるのですが、家の前の道路が「抜け道」になっているため、事故が心配です。家には囲いとなる塀(へい)がなく、すぐ目の前を車がスピードを出して走り抜けていくのです。いつも気をつけるように言っていることもあり、子どもたちも危険を感じているのか、あまり庭で遊ぶことはありません。

少し離れたところに公園があるのですが、外では遊ばずに家の中にいることが多いようです。子どもの足では遠く感じるのかもしれませんね。子どもたちが安心して遊べるように、はじめから塀を作っておけばよかったかなと思っています。

小さいながら家には庭もある。子どもたちのために家と道路の間に塀を設ければよかったと話すNさん。
小さいながら家には庭もある。子どもたちのために家と道路の間に塀を設ければよかったと話すNさん。

前に住んでいた賃貸住宅は、リビングが18帖と広かったのですが、現在の住まいは14帖ほどのため、引っ越してきた当初はとても小さく感じました。ですが、購入した住まいは賃貸住宅とは違って自分の城ですから、今ではとても気に入っています。

リビングの家具やキッチンの棚などは、自分で組み立てるタイプのものを選びました。自分で手をかけているので愛着もありますし、とても満足しています。 半年前には太陽光パネルを設置しました。エコキュートを入れることも考えていますが、こういった設備は購入時に一緒に入れてしまえばよかったかもしれません。ここは反省点ですね。

Nさん自身が組み立てたキッチンの収納棚。自分が手をかけたこともあり、とても気に入っているそう。
Nさん自身が組み立てたキッチンの収納棚。自分が手をかけたこともあり、とても気に入っているそう。

いずれは日本国籍を取りたい

4LDKの間取りのうち、2階の2部屋を子ども部屋にしています。女の子が2人で1部屋、男の子が2人で1部屋、勉強する時は1階の部屋を使っています。

家の中では家族だけになりますし、子どもたちにはスペイン語を話せるようになってほしかったこともあり、普段はスペイン語で会話をしています。ただ、子どもたちだけで話すときには日本語を使っているようですね。せっかく3カ国語を話せるのですから、大きくなったら留学をさせてあげたいと思っています。

(最終更新日:2019.10.05)
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