業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーであるスタイルアクト株式会社が運営する「住まいサーフィン」で、「マンション購入に対するアンケート」が実施された。
この調査では、同サイトの登録会員のうち、直近3ヶ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人のみが対象となった。
供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されているので、購入検討者の心理を四半期単位で時系列比較している(第1回は2008年4月、今回で36回目)。
「現在の購入意欲」についての調査では、マンション購入意欲が増したという回答は42.2%と、前回(2016年10月)調査時より10.6ポイント増加。
また、購入検討の動機に「住宅ローン金利の安さ」をあげる人が46.7%と、前回調査時より微増した。
住宅ローン金利が過去最低水準で推移しており、一般消費者も購入環境としては悪くないと考えていることが分かる結果となった。
「現在のマンション価格への意識」については、「高い(購入を諦めるほど+ためらうほど)」と回答した割合が67.8%で、「高い」との回答は2015年7月以降6割を超え続けている。
また、購入したいマンション数が「0件」との回答も、4割と高い水準になっている。
「買い時だと思うか」についての調査では、「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出した値「マンション買い時DI」は、-16.1ポイントと前回より11.5ポイント回復した。
これは、購入意欲の増加と住宅ローン金利の水準に後押しされたと考えられる。
一方で、マンション価格は相変わらず高く、そのうえ購入したいと思えるマンションも少ないと購入検討者は感じているようだ。
今後、デベロッパーサイドは、購入検討者に「買いたい」と感じてもらえるマンションを供給できるかどうかが課題となりそうだ。
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ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:住まいサーフィン